太ったクイーンのラクガキメモ

日記漫画、ラクガキ、雑記を書きます。

日大アメフトタックル事件の記者会見をみた

アメフトの例のタックルの件で、日大選手の記者会見を見た。

こんなひどい話があるのか?と感じた。タックルした選手が試合の3日前からタックする日までの経過を説明した。簡単に書くと、

 

・練習にも参加させてもらえなかった。

・試合にも出さないと言われた。

・選抜された日本代表の試合にも行くなと言われた。

・「どうすれば試合に出れるのか監督から聞いてきた」とコーチが言う。

・「相手の選手を潰せば試合に出してやる」という内容だった。

 

という感じ。会見の内容を聞く限り、追い詰められた選手がやむにやまれずやってしまったという印象を受けた。当然、監督の指示があったとはいえ相手の選手にタックルをするのは認められないし、その点は会見を行った本人の口からも言及があり、謝罪の言葉があった。

 

この点について、町山智浩さんはラジオの中で「やくざの鉄砲玉と同じ」と評していた。上の人間は下の人間に面倒くさいことをやらせて責任は全て負わせる。スポーツ推薦で入ってきた若者(多分。もしかしたら一般入試かも)を練習にも試合にも参加させず干して精神的に追い詰めて、理不尽な解決策を提示する。まさに下衆の極みだ。

 

そんな監督の指示なんて無視すればよかったんじゃない?と思う人もいるだろう。それができれば誰も苦労しない。私も先輩や上司など立場が上の人間から理不尽な指示を受けた経験がある。特に学生時代なんて、狭い世界しか知らないからその世界から追い出されることが怖くて、抗えずに嫌々ながらその指示に従っていた。本当になーあのクソ野郎今何やってんのかな、ぶん殴れるのであれば殴ってやりたい。殴れないけど。まあ、学生時代のことですし。というか、社会人でバリバリ働いている人達はその理不尽さを乗り越えてきたんだ、今の若い奴らはたるんでるとか言うんだろうな…。まあ、世の中理不尽なことが多いだろうけど、相手選手へのタックル指示レベルの話になると中々お目にかけれないよ。改めてひどい話だ。

 

あと、記者会見の記者からの質問も意味不明な質問が多くてびっくり。「あなたにとってアメフトとは?」とかプロフェッショナルとか情熱大陸で聞いとけと思った。どんな答えを期待してたんだろう。

あと、「監督についてどう思う?」とか。残念だとか不信感があるとかマイナスイメージの言葉を引き出したかったのだろうが、意図が透けすぎでしょう。