太ったクイーンのラクガキメモ

日記漫画、ラクガキ、雑記を書きます。

『孤狼の血』を読んだ

警察小説にはまっている。

柚月裕子『孤狼の血』を読んだ。めちゃくちゃおもしろかった。広島の呉原市(作中の架空の都市)を舞台に広島県警のマル暴刑事が活躍する話。この本を読まずにいままで過ごしていたなんてなんてことだと思うくらいの面白さ。

 

孤狼の血 (角川文庫)

孤狼の血 (角川文庫)

 

 

今まで警察小説というとマニアックすぎてとっつきにくいというか、チャンピオンのヤンキー漫画みたいな一部のコアなファンだけが指示しているような雰囲気があって好きじゃなかった。捜査◯◯課だから殺人事件担当、なんたら課だから詐欺担当とかよくわからないんだよ。でも、それ知ってるよね?みたいな雰囲気で何の説明もなしに話が進むので困ってしまう。ところが、『孤狼の血』は警察関係のこむずかしい知識が無くても大変面白く読める。(というか、警察組織の担当って割りと常識?)映画化もされるようなので見てみたい。

 

『孤狼の血』にはまったので、他の警察小説も読んでみた。佐々木譲の『警察の血』『警察の条件』はくそ面白かった。おいおい、加賀谷格好よすぎだろ。あと、今野敏の隠蔽捜査2〜4も読んだ。さすが今野敏。安定して面白い。

 

 

警官の血 上巻

警官の血 上巻

 

  

警官の条件

警官の条件

 

 

『孤狼の血』は著者が「仁義なき戦い」にはまったことがきっかけで書いた本らしい。影響されやすい俺はさっそく仁義なき戦いを見た。うーん、菅原文太かっこういい。中間管理職って大変ですよ。