太ったクイーンのラクガキメモ

日記漫画、ラクガキ、雑記を書きます。

御中、おんちゅう、アイウォンチュー

はてな匿名ダイアリーに「行」を「御中」に変えて返信するように新人に指導したら「昭和の文化ですか?」と返されたという話が紹介されていた。面白い。

会社の新人に取引先への宛先作成業務をさせようとしたら、「御中」を知らないどころか、「昭和の文化ですか?」とか言いやがった。
うちの会社がアホだと思われるから頼むから覚えて、って言ってなんとかやらせてるんだけど、そういえば自分はこの御中ってどこで覚えたかな…ってのが思い出せない。
会社に入るずっと前から知ってた気がするんだけど。皆どこで知った?

anond.hatelabo.jp


深く考えたことなかったけど、知らない人にとっては違和感あるよね。相手に失礼のないようにという意図で今まで行われてきたことだと思うだけど、出来レース感があって無駄といえば無駄かもしれない。

この日記に対して、「無駄だからやめりゃいいじゃん」というコメントもあれば、「無駄だからって削っていったら何もかもなくなっちゃうよ」という反論コメントもあったが、その中でも特に気になったコメントは、「法務省が御中をつけないよう言っているよ」というコメントだ。なんで法務省がそんな言葉の使い方に口を出すんだとはられていたリンクを確認したら、

返信用封筒の「行」を「御中」に修正するのは事務手続き上の手間がかかってしまうので、返信用封筒には最初から「御中」と記載してほしい

houmukyoku.moj.go.jp

という内容だった。法務省が「御中」と書き直すのは無駄と言っているわけではないが、「行」はやめてくれということのようだ。こんなお願いの依頼をホームページに乗せるなら「行」を「御中」に書き直さないけど、事務の負担を軽減するためなのであしからずとでも書けばいいと思うが、なぜそうしないのだろうか。「あいつは「御中」にちゃんと修正されているのに俺は「行」のままで失礼だ!」とか言ってくる変なヤツがいるんだろうか。それとも、敵は内部にいるということで、大量の封筒を「御中」に書き直して発送しなければ気がすまない偏屈な上司がいるのかもしれない。かわいそうに法務省の職員さん。

個人的には法務省のように物理的にさばききることが難しい書類まで「御中」と書き直す必要はないと思うが、業務に支障のない1〜2通程度であればちゃんと書き直したほうがいいと思っている。無駄とかどうというよりは、朝のあいさつとか、敬語を使うとか、礼儀の範囲かなと思っている。