スーツ着るのが面倒くさくなってきた。ここ最近、働き方改革とか無駄な慣習を改めるべしみたいなブログとな記事ばかり読んでいる。そんなときに目に飛び込んできたのが、三井住友銀行のカジュアルな格好での出勤だ。
え? 銀行員がスーツを着ないで業務やるの?
衝撃だった。お硬いイメージの銀行がTシャツにGパン出勤でOKだなんて。そして、なぜ俺の会社はスーツを着ているんだ? と疑問が生じた。すぐに就業規則を確認してみた。確認してびっくりしたんだけど、服装とか格好に関する規則がほとんどなかった。夏の軽装時のポロシャツはNGとかあったけど、スーツ・ネクタイ着用、金髪・茶髪不可なんてどこにも書いていなかった。
え? じゃあ俺は明日から金髪にして私服で出勤していいの? とはならないことは百も承知だけど、まじでTシャツで出勤したい。そして、髪染めてる若手社員やちょっとおしゃれづいているいけすかない奴を心のなかで罵倒していた自分を恥じる。彼らは何もルール違反などしておらず、前時代的な考えを持っていたのは俺だったのだと気がついた。やることやってればどんな格好してもいいじゃない。お客さんもいるような商売だと、さすがに私服で通すのは無理だろうけど、TPOで使い分ければ私服での出勤もいいよね。
日経の記事に驚く主張をしてる社長の記事が乗っていた。
https://business.nikkei.com/atcl/skillup/16/042500004/062400003/
”取引先に言われても絶対に脱がない
牧野:簡単なことだ。スーツというファッションの歴史を調べてみれば分かる。ジャケットの下に僕らが着ているシャツというのは、本来は下着と同じ。だから、人前でジャケットを脱ぐというのは、下着の露出にほかならない。
僕は、何事もルーツを大事にする。スーツを着るのなら、スーツは何なのかを知りたくなる。シャツが下着だと分かれば、人前では脱がない。それだけのことだよ。”
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO45607570T00C19A6000000?channel=DF060420172329&page=2
”「ネクタイをするときに襟をたてて、最後にこう締める。暑くて息苦しいとこう緩める。こんな男のしぐさってかっこいいものなんですよ。それを阻害するのがクールビズ。男性の魅力を消滅させています」”
俺はこの人たちとは永遠に相容れることはないような気がする。というか、Yシャツは下着と同じだからジャケットは絶対脱がないとか何の意味があるのかわからない。
ネクタイを緩める姿が格好いいとかもう仕事とも関係ないし、こんなこと言ってクールビズ否定する社長とか本当に勘弁してほしい。