太ったクイーンのラクガキメモ

日記漫画、ラクガキ、雑記を書きます。

高級椅子の同僚

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高級椅子に座っている同僚の話をしたい。彼は2ヶ月ほど前にこの部署に来た。それから一週間ほど経った後に、彼は言った。

 

「椅子の調子がおかしい」

 

試しに座って見たが、特におかしいところはない。新品ではなく結構使い古されているのできれいな椅子ではないし、見た目も安い椅子だけど、使えないわけではない。

ところが、彼にとっては椅子の基準は満たしていなかったようで、納得していなかったようだ。

 

更に一週間後のある朝、彼は見慣れない椅子に座っていた。黒の革張りで背もたれも高い。今まで使っていた布地の椅子とは全然違う。 あれ?なんだあの椅子?

 

「あの椅子って新しく買ったの?」

 隣にいる同僚に聞いてみた。

「いや、あれは彼が自腹で買ったみたい」

 

ええ!!? 自腹で椅子を!? そこまでこだわっていたとは知らなかった。腰でも悪いのかもしれないけど、そこまでする? という感じだった。むしろそこまでするなら最初から自分のお気に入りの椅子を持ってくればよかったのに。変なやつだ。