『神様の言うとおり弐』を読んだ。21巻が最終巻となる。
デスゲーム系の漫画なのだけど、途中まではすこぶる面白かった。主人公たちが特殊能力みたいなものを身に付けて、神さまを競う同じ歳の高校生たちも人間のはずなのに、トンデモ能力を持っているこんな高校生、いや人間なんているかよな高校生が登場した当たりから失速してきた。それでも面白い漫画には変わりなかったのと、ラストが気になっていたので読んできた。
ラストを読んだ率直な感想は……うーん……かな。
うまくまとめたよ。確かにうまくまとめた。お茶を濁したような、とってつけたハッピーエンドなんかよりよっぽどいいけど、爽快感は全くない。そもそも、明石と丑三っていつの間にそんな友情育んでたの? いや、まあ、死線を2人でくぐり抜けてきたんだから大親友になってもおかしくないんだけどさ。丑三清志郎の決断は、物語上あれしかないとは思いつつ、悲しい決断で歪んだ決断だな。
映画のミッション8ミニッツのオチに似てなくもない。全然違うけど、方向性は一緒だと思うんだよね。うんうん。とりあえず、おすすめ。